日刊H.T Season 2
のんびり、まったり、更新
ヒクソン・グレイシーが語った力道山vs木村政彦

 新日本プロレスアメリカ大会後の嬉しい声が聞こえてきます。まずあのスティーブ・オースチンがオカダを大絶賛(YAHOO!ニュース)。そして木谷会長が「大成功、超成功」と手ごたえ感じまくり。前に木谷会長がWWEに対抗意識を露わにしてたインタビューを思い出しました(関連記事)。もしかして、WWEと肩を並べる日がきますかねえ。なんだか手ごたえを感じる今回のアメリカ遠征でしたね。
 話変わり力道山vs木村政彦。変わり過ぎですかね(笑)。この試合の結末は力道山が木村をKO状態にして勝利するんですけど、そこにはいろんな視点があって興味深いんですよね(グレート小鹿のコメント武藤敬司のコメント)。この試合を簡単に説明すると


■力道山vs木村政彦とは
1954年に行われた試合。相撲がバックボーンのプロレスラー力道山vs柔道がバックボーンのプロレスラー木村政彦によるカードですね。この試合は力道山が不意打ちシュートを仕掛けて勝利したと言われてます(YOUTUBE動画12)。ここを力道山が汚いと見るのか、木村が甘いとみるのか。近年だと1999年に行われた橋本vs小川(関連記事)。あの試合も似た要素のある試合ですね。※過去記事より

 というような感じです。この試合をヒクソン・グレイシーが見たらどう感じるのか。ヒクソンの父エリオと木村の死闘は有名です。つまりヒクソンにとっても木村は特別な存在だと言えます。コメントを一部続きからです。







■私が考える武士道の考え方とは反したことをキムラはやってしまった
増田「木村先生のようなスーパートップの気持ちがわかるヒクソンさんは木村先生の心情をどう解されますか。ヒクソンさんはフェイクを許せない、もし御自身がフェイクをしてし まったら自分を許せないと一言いましたが、木村先生のこのときの生き方はやはり許せませんか。」
ヒクソン「私は神ではないので人を裁くことはできません ただ、私が考える武士道の考え方とは反したことをキムラはやってしまった。武道家として、格闘家として、これだけのチャンピオンがお金をもらって自分の実力以下のものをわざと出すというのは、私は絶対あり得ない話だと思う。つまるところ問題はそこなんだ。」


■戦争に行って、相手が偽物の刀と偽物の銃弾を使ってくるということを、信じちゃいけない。
増田「たとえマルメラーダ(ポルトガル語でフェイクの意味)としても、途中でリアルファイトを仕掛けられたら、やはり武道家としてはそこに対処しなければならなかったと?」
ヒクソン「ロッカールームを出て試合会場に向かって歩いているときには、もう選手というのは本当に死ぬか勝つかということを考えて出なければいけない。キムラは、かつて(柔道の現役時代)はそんな考え方で出ていたと思うが、それとはまた全然異なる世界に行ったから、相手が本気できたときに本気で返すという考え方がすぐに出てこなかったのだと思う。戦争に行って、相手が偽物の刀と偽物の銃弾を使ってくるということを、信じちゃいけない。」
   ※「ゴング格闘技2011年2月号」より







  ゴン格バックナンバーからです。自分の部屋に埋まってたんですけど、2011年の本という事実に驚き。6年も経過したのかと(笑)。聞き手が「木村政彦はなぜ力道山を殺せなかったのか」の増田俊成さん。ヒクソンらしい説得力ある言い回しですよね。確かに戦争にいって相手が「偽物の刀だよ、偽物の銃だよ」と言ってきても信じないですよね。木村の気持ちを察しつつも、気持ちの甘さや間違いを指摘するヒクソンですね。ヒクソンの凄いところは主張、行動にブレがないところ。高田と試合する時も第3者による公平なリングを主張してましたね。試合(戦い)を敵陣のリングでするなんてあり得ないってとこなんでしょうか。それで生まれたのが「PRIDE」ですね。
 そういえば息子のクロンはどうなりましたかね。また試合がみたいな。親バカのヒクソン(関連記事)と喧嘩ばかりしてるんですよね(笑)。ではでは。
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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント

あの本、柳澤本とおなじで、ノンフィクションとしての出来は(笑)なんだけど、影響力は絶大なんですよね。

プロレスと武道、いずれの面から考えても木村が悪いんだな~、うん。だいたい前の試合で日プロ側選手のマナー違反が連続していたわけで、かかる事態に木村は、決して油断していたのではなく、すでに戦々恐々としていたんだし。
戦後の日プロ側への対応や、言い訳代わりの暴露証言の数々、木村を正当化するのは難易度高ッ!!

なにしろ木村は事実上の「プロレス」だった柔拳やプロ柔道を含めれば、力道山よりキャリアの長いプロレスラーでしたから。




新日本の米国進出は、もちろん応援してますけど、WWEは……遠いゾ……。



[2017/07/05 13:02] URL | し~ま #- [ 編集 ]


素晴らしい話ですね。
力道山vs木村政彦戦が試合前にどんな取り決めで行われたにしても、
試合中にガチンコ仕掛けられたのに対応出来なかったのが全てかなと思う。

自分は猪木信者ではないですが、
猪木の立場を木村政彦に置き換えて考えてみる。
もし猪木だったらあんなに一方的にKOされる事はなかったと思う。
やはり柔道で一時代を築いた木村政彦だからこそ、
プロレスでは負け役をさせられている事の屈辱感。
本当は自分の方が強いのにとの思いから来る
プロレスと言うジャンルを卑下する心。
木村政彦が気を抜いてたって事だろうな・・・

長文失礼! Takamixでした。(元猪木信者)
[2017/07/05 13:21] URL | Takamix #- [ 編集 ]


し~まさん。こんばんは!言われるように今は流行りのU本とこの力道山と木村の本は似てるところありますね。書き手の好み、熱い気持ちが伝わりまくってくる分、ノンフィクションとしてどうなのかと。

木村の柔道時代の実績は素晴らしいもので、それがあるからこその議論だとは思うんですけど、人は年月により変わると思いますし、この頃の木村は戦いに高いモチベーションを持ってなかったのかなと思ったりもします。ようはプロレスと真剣に向き合ってなかったということなんでしょうけど。

柔拳やプロ柔道がありますね。確かにプロレス初心者とは言い難いですね。

WWEは遠いですか。届きそうで届かないくらいがちょうどいいかもしれないですね(笑)。
[2017/07/06 23:12] URL | H.T #- [ 編集 ]


Takamixさん。こんばんは!ヒクソンらしい巧みな言い回しですよね。木村は柔道であれだけの実績を持った選手なので、何事もなかったように対応してほしいなとは思いますね。

猪木だったらここまで騒ぎにならないくらい普通に対応してそうですね。言われるようにプロレスを下にみていた。お金儲けの仕事としか思ってなかったところあるかもしれません。いわゆるシュートですとかガチンコは普通にあり得るのがプロレス。ちょっと勘違いしてたところがあるかもですね。

元猪木信者ですか!まだまだ猪木元気ですねえ(笑)。
[2017/07/06 23:22] URL | H.T #- [ 編集 ]


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