日刊H.T Season 2
のんびり、まったり、更新
「1線を越えた戦いかも。新日vsUインター」を作り直してみる 【後編】
t4y3yhyae (3) t4y3yhyae (4)
t4y3yhyae.jpg t4y3yhyae (2)
 試合後、微笑みを浮かべ持論を力説する長州力(画像上段左)。試合後、悔しすぎて安生に向かっていき長州に制止される永田裕志(画像上段右)。会場で試合を見守っていたUインターのトップ高田延彦と金原弘光(画像下段左)。試合後、なんだか勝ったのに笑顔のない安生洋二、中野龍雄(画像下段右)。ということで今日は、この前アップした「1線を越えた戦いかも。新日vsUインター」を作り直してみる 【前編】」の続きをアップします。この試合は、かれこれ15年くらい前の試合になるんですけど、【前編】のが結構好評のようで嬉しい限りです。【後編】わかりやすく伝えれるようがんばります。で・・前はどこまでアップしましたっけ笑・・・永田の顔が安生の蹴りで腫れあがった以降からですね。では続きからです。







■体格差、パワーの差か
gwgwgza.jpg gwgwgza (2)
 顔面を負傷した永田。安生も永田では役不足とばかりに「長州出て来い」と挑発。それを受け長州が出てきます。永田は無念の交代でしょうね。両者はまたも激しいグラウンドのポジションの取り合い。ぱっと見で上に乗り好ポジションを取っているのは長州が圧倒的に多いです。安生が下から膝十字を仕掛けますが、長州は「何してんだよ」と言いたげに余裕の表情(画像左)。そして、強引に腕力で安生の身体を反転(画像右)。安生も素早い対応を見せヒールホールドで長州の足首を捕獲しますが、ちょっとロックが甘いですね。長州は涼しい表情で永田とタッチします。
 この場面は体格差、パワーが出た場面ですよね。この試合は蹴りと関節を得意とするUWFインターナショナルが絡んでいることもあって、プロレスラーが備える格闘技的要素っていうんですかね、それが全面に出た試合だと思うんですよね。なので格闘技ということで今のMMAに例えてみると・・・長州と安生が向かいあうことはあり得ないような気がしますね。体重差かなりあるのは見ても明らかだし。お互い技術のある長州と安生。しかし、体格差、パワーで差があった為、安生の良さが封じられた形になりましたね。でも体格差がある絡みは、個人的に好きなんですよね。プロレスは、ある意味一番「バーリトゥード(何でもあり)」なのだ。


■永田の報復

ewgtagrae.jpg tw4tw4gh (2)
tw4tw4gh (3) tw4tw4gh (4)
 ヒールホールドで捕獲されながらも涼しい表情で永田とタッチした長州。安生は長州に乗られたままで動くことができません。そこへ永田が怒りの蹴り連打!必死に頭部をガードする安生。柴田レフリー(関連記事)も怒りの永田を制止しようと必死です(画像上段左)。そんな柴田レフェリーを邪魔だとばかり無視し、永田は長州の協力も得て安生からマウントをゲット(画像上段右)。そして素手で安生の顔面へパンチ連打(画像下段左)!これよく見ると目のあたりを狙ってますね。完全に仕返しだな。安生たまらず反転。永田がチョーク、しかし、安生またも反転。永田がしたから逆十字、しかし、スポっと抜ける。上のポジションを取り返した安生の怒りの反撃が始まります。永田はロープエスケープしますが、安生もさすがに冷静さを失っているのか離さない。柴田レフェリー必死!忙しいなあ。しまいには安生の首を絞めてます笑。ここで安生の左目が腫れて完全に塞がっていることが確認できます(画像下段右)。永田も負傷した右目付近を必死でガードしてますね。おそらく怒った安生が再び右目を狙ってくると思ったんでしょうね。まさにやるかやられるかの試合ですねえ。


■投げのオンパレード

t4gyaehj.jpg t4gyaehj (2)
t4gyaehj (3) t4gyaehj (4)
 永田に代わって出てきた長州は、すぐさま安生に組み付いてコーナーに押さえつけます。離れません。タッチした中野が長州を待ってます。中野も安生を助ければいいのにと思ってしまいますが、そこはUの意地なのか・・Uインターでのタッグマッチ、いわゆるダブルバウトが1対1の戦いですからね。そんな心理が中野に働いていたのかもしれないですね。長州に必死でエルボーを落とす顔の腫れた安生(画像上段左)。ちょっと疲れが見えますね。これも長州の体格差を利用した作戦なのかもしれないですね。
 結局、長州は自ら安生を離し中野へ向かっていきます。突進し組みコーナーへ押さえつけ永田へタッチ。そして、強引にブレンバスター敢行(画像上段右)。大盛り上がりの会場。ブレンバスターでこんなに沸く会場。現代プロレスの足りない要素がここにあるのかもね。それの即発された若武者の永田裕志。中野へバックドロップ気味のフロントスープレックス(画像下段左)、そしてフロントスープレックス(画像下段右)。いや~永田裕志素晴らしい。まさか数年後、白目をむくことになるとは笑。


■永田タップ
figuoh.jpg figuoh (3)
43y3y.jpg ty4y3y (4)
 投げれられまくった中野。このままでは終われないと永田に猛反撃。パンチ、膝蹴り(画像上段左)、そして腕を取っての巻き投げからの逆十字(画像上段右→下段左)。中野素早かったですねこれが異常な絞め具合で永田は「アーーーー!!」叫びながら猛タップ(画像下段左、右)。これ今気がついたけど、おそらく永田は痛みがくる前にタップしてますね。これ多分エンセンの言ってたアレ(関連記事)だと思うな。こんな殺伐と試合での逆十字でしょ。絶対怖いよ。実際に中野は危険な絞め方してるし。ということで勝者はUWFインター軍の安生、中野です!ここから1995年10.9東京ドームでの全面対抗戦へと繋がるわけですね。


■試合後のコメント 【UWFインター軍】
rtwtyeh (2) rtwtyeh.jpg
■中野「まだなんとも言えない」
中野「なんか、なんっつって言っていいのかわかんないすね。なんか、上手く言い表せないですねえ。え~まだぁ~、まだなんとも言えないです」

■安生「(ブーイングが)力となりますから」
安生「まあ、これでドームが凄く楽しく、楽しみになってきたですね。また更に。え~、またそうやってね。色んな意味で次の試合が楽しみですよ。(ブーイングについて)皆さん応援してくれてありがとうございますという気持ちでした。また僕の力となりますから。皆様の声援が。ドームでも宜しくお願いします」


■試合後のコメント 【新日本プロレス軍】
4y5jasy,t 4y5jasy,t (2)
■長州「(実力)差があり過ぎる」
長州「あん、おれはでもこれは~あの~別に、俺は行っても(10.9ドームに出場しても)いいなとは思うけど、もう、(実力)差があり過ぎる。まあ何回も言ってきたけど、おん、俺には通用しない。そういうものは。あん」

■長州「安生は最初の1分で・・終わってる」
長州「安生は最初の1分で押さえられて極まってるよ。うん。あれは完全に無防備の状態だもん。俺のグラウンドは、相手を押さえたりするのは。相手何もできない状態だもん。おん。・・・いやいやそんなことは(安生たちは、まだまだひよっ子だと)は言わない。ただ俺のグラウンドのスタンスから言わせれば差があり過ぎる。それは多分彼も、それは当然だろうと思うよ。だって、あれは本当に俺がプッツンとキレたら、その状態で入っちゃってるもんな。あ~ん」

■長州「格闘技っていうのは・・・ウェイトの差は縮める事はできない」
長州「格闘技ってものは、やっぱりねえ。いくらグッドシェイプしてウェイトを落としたってねえ、そのウェイトを維持してグッドシェイプしてトレーニングしたヤツとの差っていうのはね、これはね、いかんせん縮める事はできないんだよ。うん。そう。船木んとこ(パンクラス)とかね。これ絶対無理だよ。おん。俺はそういうものを全て経験してきたんだから。うん。ただ~よく言うただのデブを押さえつけるわけじゃなくて・・・多分今日、みんなウェイトの差がハッキリでてるね。うん。うん。もう腕力(かいなぢから)。あれが本当に彼らの言うサブミッション(関節技)の~ねえ、コツで押さえてるんなら、俺たちの腕なんか極めなきゃいけないよ。反対にあえて俺チャンスいくらでもやってんだから。うん。多分ブルアップしてるね。腕の力で」

■長州「俺を切らしたらたいしたもんだよ」

長州「それはもう。俺はやっぱりアントニオ猪木の下ですから。育って、ねえ、色んな闘いしてきて。おん。俺を切らしたらたいしたもんだよ。俺を切らしたらリングを下ろしてないよ。まじで」




 永田頑張ってましたね。中野のフィニッシュムーブも素晴らしかったなあ。ホントに、いつ見ても緊張感あって素晴らしい試合だ。長州は、あの笑顔からもしてやったりの感じだろうな。負けたんだけど自分がずっと思ってたことを試合にて体現できたという感じなのかな。
 今。長州の言い分は聞くと、余計に説得力ありますね。当時は体重を絞って動ける身体が流行というか、実際見た目もカッコいいのもありましたし。が、長州の中で「それは間違ってる」というのがあったんでしょうね。動ける範囲で体重が勝っているということは、かなりのアドバンテージになるんですよね。UFCのブロック・レスナー(関連記事)とかそんな感じですよね。技術で適わない相手も体格差で押さえ込んでしまいますよね。もちろんこの試合の長州も。しかし、長州は辛口ですねえ。こんな長州も今はしっかり丸くなって・・・ちなみに有名な「キレてないよ」発言は、正確には10.9ドームの試合後なんですが、源流を探ると、ここが元と言っても良いでしょうね。まあ新日軍、Uインター軍ともに素晴らしい試合をありがとうと言いたいですね。何度見ても飽きない作品とでも言っておこう!
 ※画像、コメントはTV朝日ワールドプロレスリング、週刊ゴングより使用
スポンサーサイト

テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント

永田選手、井上亘選手と遂に「IWGPタッグ」獲得しましたね。しかし、カール・アンダーソン不憫だなあ。
「IWGPヘビー」も中邑選手も脱臼さえ無ければ、勝てたかも?。
後藤VS田中は、両者KO・・・面白いなあ、この二人。

さて、長州選手はやはりアマレスがバックボーンに有るだけに上手くコントロールしていたような。ドーム決戦では、負けた安生、中野両選手ですが、同じ負けでも、全然印象が違う。
最近に成って安生選手の強さを知りましたが。(紫レガさんのブログなどで)
そんな安生選手も「春一番」さんや「エスパー伊東」さんが所属している芸能事務所を経営しているし。(安生選手とエスパーさんは同じ高校の先輩後輩)
「UWF」時代の経験が生きているのでしょうね。
[2010/05/04 19:55] URL | エクスプロイダー #- [ 編集 ]


こんばんは。
私は長州が現場監督だった時の新日ヘビー級があまり好きでは無いのですが、
今回の記事を読んで長州なりの戦いの美学みたいなものが読み取れました。
たしかに当時の選手はアンコ体型やそれっぽいのが多かった気がします。

ただ当時はライガー率いるジュニア戦線が面白すぎた気もしますが。
ジュニアではインディーの選手を新日のリングにあげるというのも長州が許可したとか。
それを考えると長州現場監督も良い判断をしてたのかな、と(笑)
[2010/05/04 20:59] URL | キラー・カン #z2TjuCu2 [ 編集 ]

書き忘れた
この試合の後のタッグマッチで安生選手は永田選手に「グランドクロス200」(変形足4の字固め)を試しにかけてました。
永田選手はWCWで異名同技の「ナガタロック」を使う訳で。因みに永田選手はナガタロックについて、「ダンス・インフェルノ」という選手が似たよう技(スタンド式ナガタロック)を観たからアレンジしたのこと。
[2010/05/04 21:08] URL | エクスプロイダー #- [ 編集 ]


この試合、勝ち負けはともかく長州選手と安生選手のグランドだけはガチだったんじゃないかなぁ? と思います。
長州が安生に好きなように攻めて来い! みたいな。
実際長州はアマレスのバックボーンがあり(だからこそ同じ土俵の鶴田選手にあしわられた)、
お前ごときとは格が違うんだよコラ! という感じで。
だからこそ勝ちは譲ったけど、内容はこっちの勝ちだよと余裕の長州のコメントだったと思います。
[2010/05/04 21:37] URL | BG #- [ 編集 ]


エクスプロイダーさん。こんばんは!青義軍に春が来ましたね!試合後のやりとりとか気になります!TV放送をはやくみたいです!マシンガン、不発でしたか。


中邑敗戦はショックです。もっともっと防衛して欲しかったので。脱臼したんですか。田中vs後藤は相変わらず名勝負に香りがしますね!

そうですね。長州からしたら負けたけど勝ったみたいな試合でしょうか。安生については、レガさんのブログでシリーズ化されてますね、あれは本当に素晴らしい。

エスパーと安生の関係は知らなかったです。凄いなあ笑。個性豊かな学生生活が送れそうです笑。
[2010/05/04 21:48] URL | H.T #- [ 編集 ]


キラー・カンさん。こんばんは!そうですね。今の時代からすると、身体作りのコンセプトが違うというか笑。自分も長州監督時代は良い所もあれば、あまり好きじゃないところありますね。アピールのタイミングとかラリアッター増殖とか、個性がイマイチなんですよね。この試合での長州は好きですね。カッコいいです!

あ~第1回スーパーJカップとかありましたしね。実は、Jカップ記事にしようと準備してます笑。確かに良い判断してますね。当時の印象ほど頑固じゃなかったかもしれないですね。
[2010/05/04 21:59] URL | H.T #- [ 編集 ]


エクスプロイダーさん。こんばんは!あの技カッコいいですよね!永田がWCW遠征で習得したというのは、雑誌かなんかで見たことあります。あの永田のセンス悪い金色のパンツ・・・忘れられないです笑。

ナガタロックは当ブログとリンクさせて頂いてる紫レガさんのブログ、流星仮面二世さんのブログで、興味深い記事ありました。自分もなるほどーって思いました。既に見ておられるかもしれないですが、一応リンク先貼っときますね。

http://murasakilg.blog64.fc2.com/blog-entry-315.html

http://ameblo.jp/maskedsuperstar2/entry-10431199602.html
[2010/05/04 22:06] URL | H.T #- [ 編集 ]


BGさん。こんばんは!自分もそう思います。緊張感抜群ですよね!

あ~鶴田vs長州。なるほど。あの試合は長州が鶴田と引き分けたけど、圧倒的に疲れてたのは長州だったんですよね。鶴田の技術もあるかもしれないですが、長州が疲れた原因として言えるのは体格差ですね。色んなこと経験してきてるという長州のコメントは、もしかしたら鶴田のことを言ってるのかもしれないですね。深いなあ。

長州のコメントからは余裕を感じられましたね。長州の経験豊富さが成せる業なのかもしれないですね。
[2010/05/04 22:14] URL | H.T #- [ 編集 ]


こんにちは
これは盛り上がりましたよね!!
その当時はメチャクチャやらないでほしいと思いましたが・・・。
UWFvs新日っていう構図自体が当時私は無理でしたから・・・(汗
でも安生は長州にも勝てる術は十分にあると思いますよね!
でもこの時の長州はグッドシェイプされて肌ツヤもかなりいいですよね。
当時の船木なんかはウエイト落としても当時より重いバーベルもあげれるしパワーもついたとコメントしてる通り必ずしもってのはありますよね
まぁそれでも動けて体重があるヤツが有利ってのはありますよね!
まぁ長州のコメントを私がうまくまとめると高田が1番強いってことになるんだと思います(笑

[2010/05/05 12:03] URL | F #- [ 編集 ]


 Uインターの選手は、身体の大きい、小さいはありますが、攻撃のパターンが皆似ています。桜庭選手だけ少し違う感じもしますが、基本的にキック、スープレックス、関節技で試合を組立ていきます。凶器は使わず、自分の肉体を凶器にしている感じですね。
 まだブレイク前の永田選手が映っているのがレアな感じです。当時の長州力はリングの内外で影響力を発揮してます。最近は試合をすることが少なくなってますが、ブランチャーをしていました。まだまだ若い選手には負けないという部分が見てとれました。ワールドプロレスリングのアナウンサーが「世界3大革命家の1人」「58歳の革命戦士「と形容されてますが、当てはまるような気がします。
[2010/05/05 12:13] URL | プロレス好き #- [ 編集 ]


Fさん。こんばんは!さすがに視点が深いですね。Uインターは独自のスタイルを構築して、支持されてましたよね。それがいわゆる純プロレスの新日本と絡むのは危険なというか怖いというか止めた方が良いんじゃっていう一面もありましたよね。
そうですね。技術は長州を凌駕する部分を安生は持っていたと思います。長州はコンディション抜群そうですよね。サイパン行ってリラックスしてるはずですよ笑。

船木は絞ったけど、バーベル重量は増えてたんですか。それ興味深いです。パンクラスは確か計画的に身体作りしてましたよね。その過程で異常に絞っている時期ありましたね。

そうですね。やはり体重は重要ですね。ボクシングとか凄い細かく階級わけされてますよね。

そうですね笑。高田は対抗戦で長州の前歯を吹っ飛ばしたじゃないですか!あれが全てですよ笑。
[2010/05/05 22:30] URL | H.T #- [ 編集 ]


プロレス好きさん。こんばんは!パターンとしてみれば似てますね。それが、また魅力で支持されたんですよね。桜庭は確かサソリ固めとか使ってましたね。わが道行ってるなあと思ってましたね。

若い永田も今見ればレアかもですね。当時の新日内での長州の影響力って凄かったと思いますね。プランチャしてましたか!さっき明日アップに「丸くなった長州」記事を作ったばかりなんですが笑、まだまだ負けてたまるか精神で頑張って欲しいですよね!アナウンサーも上手いこと言いますね。歴史に残るプロレスラーですよね!
[2010/05/05 22:37] URL | H.T #- [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://hidehide7755.blog27.fc2.com/tb.php/1779-9bf2365e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

blog rink up



独り言



お世話になっているブログ



★★おすすめ★★





Comments+Trackback

Comments<>+-
Trackback <> + -



ありがとうございます!



最新の記事



カテゴリなど



RSSフィード