日刊H.T
気になったプロレス・格闘技ニュースをのんびり書いていきます。
最強と語られるビリージョイスの欠点
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 自分が一番強さに置いて幻想わくレスラーと言えばビリー・ジョイスになります。過去の記事を振り返ると・・・

ビリージョイスって凄いねえ!
→日本でも有名なダイナマイト・キッド、そして、UWFインターナショナルのブレインかな宮戸優光(画像右)が語るビリージョイスですね。語られていることが、あまりに凄過ぎて・・・ジョイスへの興味は深まるばかりでした。

カール・ゴッチ「(ビリー・ジョイスは)私よりはるかに優れている」
→プロレスの神様と言われるカール・ゴッチをしても「私よりジョイスは強い」と。ビル・ロビンソンをしても「いつの間にか極められている」と。何者なんですかねえ。

ビル・ロビンソンが有名レスラーを語る。
→ロビンソンが有名レスラーを語っているんですが、その中でもジョイスの強さは別格だと。ロビンソン先生もお手上げですか・・・ジョイス恐ろしや・・・・


 言ってみれば神様を超えるような強さを持っていたジョイスなんですが、「強い!強い!」語られるわりには、それに見合う知名度がついてきてないような感じがします。今日は、その要因になりそうなエピソードをアップします。元ネタは海外文献を翻訳したもので「Gスピリッツ」への執筆でお馴染みの那嵯涼介さん(関連記事123)から頂きました。本当にありがとうございます!それでは、一部を続きにアップします。




★ビリージョイスの個性

■ビリージョイスは殺気が欠乏していた
「ランカシャー(イギリスのランカシャー地方)の人は実直な人々として知られる。彼らは他人を見ると、儀礼上でなく世話を焼く。ビリー・ジョイスは全くその通りの人であった。彼は誠実で立派な人物だった。その外見を引き剥がすと、その人の難解さがはっきりと現われる。実際に相手を怪我を負わせる事ができて、にも関わらず本能的に殺気が欠乏していたレスラーが存在した」
→強さは申し分なかったけど戦う人間に必要であろう本能的な殺気が欠乏していたと。本能的な殺気か・・・わかりやすく例えるならば、ハイアン・グレイシーさが足りなかったってこと笑。この例えはマズイかな笑。まあ個人的には逆に隠し持った強さっていうんですか、カッコよくも感じたりするんですけどね。


■ビル・ロビンソン「ジョイスの唯一の欠点は・・・人が良過ぎたことだ」
ロビンソン「彼の唯一の欠点は、相手を打ち負かしたいが、しかし相手に怪我を負わせたくない、というような、人が良すぎた事だ」
→ロビンソンもジョイスの戦う人間としては不向きの性格を感じていたようですね。厳しく言えば宝の持ち腐れ状態が起きてしまうということか。


■ジョイスは写真撮影で後ろの列に並ぶような人
「ジョイスは強い気性を持ちながら、安易にそれを表に出す事なく、しかし彼の周り全てに(その気性は)明らかであった。家族や友人は穏やかな人で家庭人だと話し、ドロシー(ジョイスの娘)は父親が注目を避ける内気な人であった事を覚えている。『写真を撮る事になったら、ボブ(ジョイスの本名)は後ろの列に並ぶようにしただろう』と、ドロシーの夫ジミーは付け加えた。この前面に出ることへの消極性は間違いなく、ビリーが彼の世代のもっと積極的なレスラーにより影を薄くさせられた事が理由のひとつであった。それがビリーにとって重要であったわけではない。彼はその人生が家族へ、そしてレスリングへの二つの愛情で満たされていた事に満足していた」
→例がリアルというか、ジョイスの消極的な性格が伝わってきますね。また妙な例えをするならば・・・猪木が足りない!これもマズイか笑。でも有名になることよりも家族とレスリングを愛する・・これも個性ですよね。


■家族とは離れたくない
「試合の後ビリーがウイガンに戻り、家に戻らない事が稀であったろう。試合の場所が遠く離れたミドルスボロウやロンドンの時でさえ、ビリーは早朝には到着しようと車で家路を急いだ事だろう。しかし、それは(彼がレスラーを始めた)初期よりも容易い事だった。彼が最初に(プロ)レスリングを始めたのは戦時中で、彼は多くの試合に自転車で向かった。道具一式と冷たい、または暖かい飲み物を入れた小さなバッグを持って、彼は行く。試合をして、そして自転車で一路自宅へ、雨の日もそうでなくても。さらに家から遠い試合に行くには、彼が小さな中古車を買うのに充分な貯えが出来るまで他の地元のレスラー(の車へ)の同乗を当てにした」
→可能ならば、どんなに離れていようとも試合後は家に帰ると。家族に会いたいと。これは当然のことながら海外への遠征にネガティブに影響することになるんですね。


■遠方への遠征嫌い
「ビリーのプロとしてのキャリアの中で一般に認識される最高の栄誉は、大英帝国及び欧州王座であると考える。家から遠距離の遠征を嫌っていたにも関わらず、時折欧州遠征(という冒険)を敢行した。彼の親友であるビリー・ロビンソンやカール・イスタス(カール・ゴッチ)は彼を日本遠征に誘ったが、 アメリカでの試合の要請は全て拒否した。彼は働く事に安直な人間には成り得なかった。ドロシー(ジョイスの娘)の言ったように彼は自分が最高であると分っていて、何者の干渉も拒絶していたからである」
→遠征は頑張って欧州までということですか。ちなみに日本遠征は実現しているようですが、戦績は振るわなかったようです。家族の元を離れ慣れない日本で精神面が安定しなかったのが容易に想像できますよね。



 ビリージョイス個性あり過ぎだなあ。凄い強さを持っていたけど、家族など色々な要因があって、それを使って「上を目指そう!」という強い向上心はなかったということだね。それが幅広い人間関係の構築の妨げになったということか。よって近くにいた人間しか、その強さを体験していないという現象が起きたのかな。ただ、その強さを体験した人間の衝撃度がデカ過ぎる為、今も語り継がれていると。この個性・・・なんかカッコいい!

テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

ビリージョイスが凄いってのはビルロビンソンがよく言ってますよね。今回の情報は知らなかったんで興味深くみました。
本題(笑)なんですがまたリクエストが思いつきました。
先日のジョーサンに加えて
SWSで行われたアポロ菅原対鈴木みのる。
ジョンテンタ対北尾。のようないわくつきの試合を検証してほしいです。気長にお待ちしてます(笑)
【2009/07/03 01:03】 URL | ムギワラ #3kYYIrak [ 編集]


いやー勉強になります!!
ダイナマイト・キッド自伝も思わず引っ張り出して読んでしまいました(^^)

控えめで、自分よりも他人を優先する・・・でも戦ったら負けない。ボクは人間的にもこういう人、好きです。すごく魅力があって・・・本当に尊敬しちゃいますね!!

表の王者でなく裏の王者・・・昔はこういうレスラーがプロレス組織には必ずひとりはいたと聞きます。ジョージ・トラゴスやこのビリージョイス・・・けして表向きではチャンピオンではありませんでしたが、現在にまで語り継がれることがレスラー冥利ではないでしょうか(^^)

【2009/07/03 01:57】 URL | 流星仮面二世 #- [ 編集]


ムギワラさん。こんばんは!ロビンソンは絶賛ですよね。ジョイスは幻想湧くレスラーですよ!

リクエスト思いつきましたか!あ〜そこ来ましたか笑。両方の試合とも有名ですよね。でも自分の知識はイマイチかな笑。まあ期待に応えれるようがんばってみます!きな〜がに待ってくださいね!
【2009/07/04 04:56】 URL | H.T #- [ 編集]


流星仮面二世さん。こんばんは!そう言ってもらえると嬉しいです!たまには真面目な記事をと思いまして笑。キッド自伝持ってるんですね!あれは相当面白いですよね!

自分も流星仮面二世さんと同じで、ジョイスの性格はどっちかというと好きです!

ジョージ・トラゴスも語り継がれていますよね!現在のレスラーでこのように語り継がれるレスラーは誰なんでしょうね。考えると結構面白いです!!
【2009/07/04 04:59】 URL | H.T #- [ 編集]


ビリージョイス、国際プロに来たんですよね。テレビマッチで見ました。
既にかなりの高齢で、また体調を崩していたという話ですので、イマイチ
でした。多分1950年代が全盛期だったのでしょう。
懐かしい話を取り上げて頂き、ついコメントを入れてしまいました。
今後も楽しみにしています。
【2009/07/05 21:52】 URL | えでぃ・くぃーん #- [ 編集]


えでぃ・くぃーんさん。はじめまして!こんばんは!言われる通り1968年に国際プロレスに来日しているようですね。期待も大きかったらしくメインでの出場だったようですね。TVマッチとは知りませんでした。見られたんですね!凄いなあ!なるほど、凄い精彩を欠いた動きだったんですね。

1950年代が全盛期とすると既に18年経過してますね。何故もっとはやく日本に!って思ってしまいますよ。

普段は近年のプロレスや総合格闘技が多めのブログなんですが、たまに急に時代を遡ります笑。なんかジョイスとかは幻想湧いて興味あるんですよね。また見に来てくださいね!
【2009/07/07 01:08】 URL | H.T #- [ 編集]


H.Tさん

ご無沙汰しております。

うーん、ネタをとられてしまったなあ...。
ウソウソ、有難うございます。

ご存命であれば、是非日本にお招きするか、会いに行きたかったなあ。
これはゴッチさんにも同じことが言えますが...。
後悔先に立たず、の典型でしょうね。

ジョイスさんの遺品の多くは、ウィガンのロイ・ウッドが大切に保管されているそうです。
彼からも貴重なエピソードを聞くことが出来そうです。
いずれ日本にお呼びしたいと、思っております。

ロイ・ウッドとジン・ラーベル、いずれ会いたい人物リストの筆頭です。

 那嵯涼介
【2009/07/08 10:53】 URL | 那嵯涼介 #- [ 編集]


那嵯涼介さん。こんばんは!コメントありがとうございます!貴重なネタを教えて頂いてありがとうございました!

宮戸選手が晩年のジョイスと会った時もマジックのようなテクニックを体験したと本で見たことがあります。もし近くで見られるのなら、その神業を見てみたかったです。ゴッチさんもどんだけ、おしゃべり好きなんだろうというのを実際に見てみたいというのがあります笑。2人ともこの世にいないと思うと悲しいですね。

そうなんですか。ジョイスの魂は現在のジムにも受け継がれているんですね。日本に来られるような事があれば貴重なエピソード聞けそうですね!頂いた資料を読んで性格面など更に興味持ちました。

ジン・ラーベルは猪木×アリのレフェリーということくらいしか知らないですが、その試合の事とか興味あります。Gスピリッツの猪木×アリ特集も内容が濃く楽しく読んでいる所です!
【2009/07/09 00:20】 URL | H.T #- [ 編集]


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