日刊H.T Season 2
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PRIDEを懐かしむ.9  ボブ・サップvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 【国立競技場での名勝負】
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 サップvsラシュリー(YOU TUBE動画)やサップvsミノワマンなど最近の弱いサップを見て、いつも思うのが「前はこうじゃなかったのに何がそうさせるんだろう」。やっぱりメンタル面が以前とは違うんでしょうね。素人目でも必死さが明らかに以前と違うのがわかりますよね。今日は、そんなサップの凄い試合vsノゲイラ戦ですね。ノゲイラもこの試合を「自身の最高の試合」として挙げてましたね(関連記事)。サップのセコンドが豪華でジョシュ・バーネット&モーリス・スミスですねえ。華があるなあ!(画像下段左)
 2002年勢いに乗る格闘技界は遂に「国立競技場」でイベントを実現させるんですね。その大会名は「Dynamite!」。これ当時ライバルだったK-1(FEG)とPRIDEと猪木がタッグを組んで立ちあげた興業名で観客動員91107人という驚異的な記録を打ち立てます。自分その中の1人です笑。(画像上段左)の画像は3組織共催を表していますね。PRIDEの高田延彦、K-1の石井館長、そして猪木ラインか古館伊知郎。ちなみに現在年末に開催されてるFEG主催「Dynamite!!」との違いは「!」マークの数です。同名の後継イベントとして否定はせずも運営組織などの「違い」をアピールしてるのかなあ。
 そして、「Dynamite!」と「Dynamite!!」のわかりやすい見分け方として感じるのが「Dyanamite!」にPRIDE色が強く存在することかな。リングアナや音楽など世界観は完全にPRIDEなんですよね。猪木もいるし笑。一方「Dynamite!!」の方はPRIDE色というよりHERO’S色かなあ。という理由で今回、強引かもしれないですが笑、「PRIDEを懐かしむ」シリーズにしてみました。
 (画像上段中央)は聖火台に火を灯す猪木とエリオ・グレイシーですよ。これ今見ると貴重ですよね。小さくてわかり辛いですが猪木の横には永田裕志&中西学、エリオの横にはホイラーがついてます。永田は総合出陣はいつなんだ笑(関連記事12)。前置きは長くなりましたが、強く必死なサップを振り返ってみたいと思います。続きからです。






■試合前の両者の温度差が面白い
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 驚くなかれ、この試合はK-1対PRIDEという図式なんですよ。「誰がK-1?」ってなる方もいる思うんですが、サップなんですよ。当時はK-1で中迫とかと対戦してましたし、ごく普通の展開だと思うんですが、今思うとなんか妙ですね笑。実況の古館さんは「石井館長が送り込んできち刺客」と紹介し、隣にいる石井館長も否定してないですね。
 あと試合前の煽りVが面白いです。当時は無敵の暴走機関車だったらしいサップは例のごとく挑発しまくりなんですが、ノゲイラがあきれているという笑。両者のコメントをアップしときます。

サップ「ノゲイラ!お前がどんな技を仕掛けたとしても、この俺様には通用しないぜ!お前をマスタードに混ぜてランチにして食ってやる。ハッハッハッハ~」

ノゲイラ「(サップの挑発シーンを見て)・・・・はっきり言います。私がサップの両腕を折って試合を終わらせましょう」




■パワーボム
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 試合はいきなりハイライトですね!ノゲイラが開始と同時にタックル(画像上段左)!サップが潰す(体重差は約50Kg)、ノゲイラはサップの腕を持って反転しようとするが、サップ強引に持ち上げ完璧なパワーボム(画像上段右→下段左→下段右)!ノゲイラは首がグニャリ。これは効いたでしょうね。しかし、これで心が折れないのもノゲイラの強さですね。





■持ち上げる。持ち上げる。
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 その後もサップはパワーボムにトライし続けます(画像上段左、下段左)。こういうの大好き。ノゲイラの狙いは技名がわからんけど、得意の腕を持っての反転(画像上段右)。ズールはこれで返されて負けましたよね。しかし、サップは堪えてました。そして、照明が消えるアクシデント(画像下段右)。でも戦っている両者の集中力は凄く、気にせず戦い続けてます。主催者側は焦っただろうね。結局、短時間で修復。良かったです!





■上を取ったノゲイラ
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 ノゲイラがタックルするもサップが潰すという展開が繰り返されますが、いつまでも潰されたままでないのがノゲイラ。またサップの腕を持ち自ら身体を反転させます(画像左)。古館さんは「腕がらみ」って言ってた。これが成功し、上ポジションをゲット。上手いですよね。観客も盛り上がります。その際、バッティングだと思うけど、サップが目尻を出血→試合中断。最近のサップならここで心が折れそうだけど、このころは別人だよ。中断後、リング中央で再開。しかし、すぐさまパワーで身体を入れ替えます(画像右)。サップは良い休憩になったのかも。ノゲイラはやっぱり体格差ですか・・・かなりキツイですね。「あのノゲイラが簡単に返されるんですよ!」と興奮気味の高田の解説が懐かしい。





■殴られまくりのノゲイラ

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 上を取ったサップは休むことなくパウンド連打。もらいまくるノゲイラ。もう体格が全然違うだけにノゲイラが心配になってしまいますね。サップは距離を取ってジャンピングしてのパスガードを狙うかと思いきや、スルリとサイドポジションをゲット。上手いなあ。これはジョシュが教えた可能性高しだな。





■コールマンを仕留めた三角締め
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 劣勢が続くノゲイラですが、隙は逃さず三角締めでサップを捕獲。しか~し!またまたパワーボム(画像左)!ノゲイラは「困ったなあ~」と言いたげな表情ですね(画像右)。サップは肩で息をし始めてます。スタミナ切れですね。でも心は折れないサップが、この時代にはいます!





■次は足関節狙いのノゲイラ
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 今まで優勢に進めていたスタンドでサップの猛攻を食らったノゲイラは出血。苦し紛れに足を取りますが(画像左)、「ドスン!」と体重をかけられ潰れます(画像右)。膝もノゲイラの身体に当たってる・・・痛そう。観客の「あ~」というため息がキツイ。ノゲイラは何していいのかわからない状態かもですね。





■1R終了
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 R終了間際にもノゲイラはサップに殴られまくり放心状態にすら見えます。攻め続けたサップの方も表情がかなりキツイそう。そこにサップの性格を知ってかセコンドのスミス&ジョシュが喝を入れてましたね(画像左)。そう考えると、今のサップって支える側の人間が揃ってないのかなあ。逆に言えば、この頃はベストの人間がサポートしていたということか。
 実況席の高田&石井館長は激闘に満足げ(画像右)。高田は「ノゲイラはホントはサップとだけはやりたくないと言っていた」と暴露。まあ誰でもあんな巨人としたくないよねえ。そんな精神状態で自分に打ち勝った試合だけに格闘人生の中でベストに挙げれる試合なんだろうね。しかし、高田と石井館長・・・華のある2ショットですよね。





■ノゲイラ陣営「寝技はやめてスタンドで仕留めろ」
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 2Rですね。インターバルで苦戦するノゲイラに出された指示は「寝技はやめてスタンドで仕留めろ。寝技は使うな、お前には(サップは)重すぎる」のようですね。1Rを見た限り大きいサップに寝技は通用しないと。柔術マジシャンと言われたノゲイラに取って信じられない指示でしょうか。そんな指示もあるなかスタンドで優位に進めるノゲイラですが(画像左)、やっぱりタックルにいきます(画像右)。でも1Rと同じように潰される。これは身体に染みついているのか、苦し紛れか、あるいは、ノゲイラの意地なのか。自分は意地のように感じたね。無理だと言われた相手だからこそ「寝技で仕留めてやる!」というのがあったと解釈したいです。





■極まりかけたアームバー

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 ノゲイラは三角締めを再び極めますが、またもパワーボム。マーク・コールマンに出来たことがサップにはできない。サップ身体能力恐るべしですねえ。ただ、この辺りからサップのスタミナの消耗が激しいのが表情から伝わってきます。ノゲイラ優勢シーンが目立つようになってきますね。ノゲイラは次に仕掛けたのは下からのアームバー。これは腕も完全に伸び極まったかのように見えましたが(画像左)、なんとサップは片腕の力だけで回避(画像右)。規格外のパワーですね。





■スタミナが底をついたサップ
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 グランドで攻め続けるもノゲイラに動き回られ回避され続けたサップ。スタミナが底をついてしまいました。表情がきつそう。最近のサップは試合開始してすぐこの表情になりますよね。チャンスのノゲイラ。これまで三角締め、膝十字、アームバーと関節技をことごとく防御されてきたノゲイラが狙ったのは腕十字固めです。腕が伸びる~





○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(2R 腕十字)ボブ・サップ●

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 サップの腕が伸びタップ(画像左)。ノゲイラの劇的勝利に会場大盛り上がり。素晴らしい試合。マットを叩き悔しがるサップ(画像右)、こんなに悔しがるサップは最近見ないですよね。このサップは、どこに行ってしまったんでしょうね、また見てみたいよ。賛否ある体重差がある選手が戦う試合ですけど(関連記事)、やっぱりこの手の試合好きだなあ!





■最高の試合を制したノゲイラに称賛の声が

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 勝利に浸るノゲイラにサップのセコンドに付いていた当時UFC王者のジョシュ・バーネットが「オマエハモウシンデイル」と挑発!一応はノゲイラの勝利を讃えていますが、なんというかジョシュの目は戦闘態勢のように見えますね(画像左)。これにノゲイラはかなり腹立ったんですよね(関連記事)。これで因縁のできた両者は数年後にPRIDEで戦うことになりますよ(関連記事)。ノゲイラが控室に帰ると、エリクソン、グッドリッジ、コールマンらが拍手で出迎え「素晴らしかったよ」と絶賛。これはPRIDE軍の控室なんでしょうか。
 この激闘をノゲイラの試合後コメントが物語ってます。BTT総帥マリオ・スペーヒーとの会話をアップすると

スペーヒー「どこが痛い?相手が大き過ぎたか?」
ノゲイラ「もう限界だ。全部痛いよ。殴られ過ぎた」



 

 こんなサップをまた見たいものだなあ。ノゲイラはUFCでかなりウェイトアップしたのが、これを見ると更に感じる。これが戦績に影響してるのかなあ。PRIDE時代の体重に戻してクートゥアと戦うらしいので、期待してみよう。
 しかし、この興業「DYNAMITE!」は良かったなあ。ノゲイラ、ミルコ、バンナ、フライ、桜庭、サップ、ヴァンダレイ、ホイス、吉田、そして猪木!・・・素晴らしいメンバーが揃ってる。良い時代でした。


PRIDEを懐かしむ.8  高田延彦vsマーク・コールマン 【疑惑】はこちら
PRIDEを懐かしむ.10  アントニオ猪木が降ってきたはこちら
 ※画像はTBS DYNAMITE!放送より引用
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テーマ:格闘技 - ジャンル:スポーツ

コメント

格闘技のイベントとしてはこれが一つの最終形態な感じがします。
国立競技場という大舞台で開会式までして。
メジャーなスポーツの一つのジャンルとして確立した気がしました。

当時は格闘技の未来は明るいと思ってたけど…(苦笑)


サップvsノゲイラは最高ですよね!
体重差のある力vs技という図式は賛否両論あれど盛り上がりますね。
大きなお祭り的大会ではこういう試合もないと盛り上がらない。

サップは技を覚えてからは形にハマッてその辺の選手と同じになっちゃいましたね。
精神面も負ける事に対して慣れてしまって諦めが早いし。
[2009/06/30 22:13] URL | ヤンバルクイナ #- [ 編集 ]


ヤンバルクイナさん。こんばんは!これ素晴らしかったですよね!自分が何回か生観戦した中でベスト3に入る興業ですよ。今思うとホント勢いあったんですよね!格闘技界は。9万ってそう簡単に集まらないですよね。ホント未来は明るいと思いましたよ。

サップvsノゲイラは最高ですよ。プロレスラーの武藤が自身の試合を「作品」と言いますが、まさに最高の「作品」ですね。盛り上がりましたよね!

サップは技も覚え経験を重ね、ダメになっていきましたね。格闘技の怖さを知ってしまったのかなあ。諦めはホント早いですよね。恐ろしいサポート人が必要かもですねえ笑。
[2009/07/01 01:11] URL | H.T #- [ 編集 ]


いやこの試合はまさにリアルプロレスでした。サップの負けをネットなどで知るとホースト戦やこの試合が深く記憶に残ってるのでなんか悲しくなります。ノルキアに負けたのもかなり悲しくなりました。もう浮上は年齢的にも望めないかもですがまたビーストになって欲しいですね。サップは技術を覚えたら駄目になるみたいな発言をヒクソンが昔にしてたんですがまさにその通りになったんでヒクソンはさすがだなと思いました。
[2009/07/01 05:36] URL | ムギワラ #3kYYIrak [ 編集 ]


おはようございます
前に骨法の掘辺氏が語ってましたが
ハンセンやベイダーは豪傑であり、格闘技はそもそも身体が小さい、身体が弱い物が習って強くなるものと語ってたと思うんですが・・。
まさに豪傑vs格闘技だと思います
その豪傑が格闘技を身に付けて今の結果になってしまったと思うと彼が言ってたのもあながち・・・って思えますよね
この時の高田はTシャツなんですね(笑
[2009/07/01 06:12] URL | F #- [ 編集 ]


懐かしいですね。
ノゲ対サップ、桜庭対ミルコという最強カードが並んだので、僕も大興奮でした。
ちなみに覚えていますか?同日にドンフライがK1ルールで戦った事を。シウバに挑んだ噛ませ犬・岩崎を。猪木がパラシュートでダイブした事を(笑)
次は、美濃輪系のが見たいです。出来れば対ハイアン戦を!
[2009/07/01 08:56] URL | 米田一弘 #- [ 編集 ]


ムギワラさん。こんばんは!リアルプロレスですね!ホースト戦ありましたね。あれは凄かった!諦めない心の凄さを感じたものですが、そのサップがこうなってしまうなんて・・・。ノルキヤ戦もひどかったですよね。

こうなってしまった原因として年齢的なものはしょうがないとしても、精神面はなんとかビーストを取り戻して欲しいですよね。

ヒクソンがそんな事言ってたんですか!さすがヒクソン!百戦錬磨ですね!次の試合を期待してたんですが、引退みたいで。。。こうなったらサップのサポートに回って欲しいです笑。


[2009/07/01 23:32] URL | H.T #- [ 編集 ]


Fさん。こんばんは!興味深い話ですね。格闘技は弱い者が強い者に勝つために編み出されたものですか。堀辺さん良いこと言いますねえ!そう考えると、この試合はまさに格闘技の勝利だと言えますね!ハンセン、ベイダー、サップらはまさに選ばれた人間なんですよね。

サップは技術を身につけ、あと精神面も別人になり変ってしまいましたね。また良い時のサップを観たいです。

高田は「ギフト」で紹介されていたように近くでトレーニングしてそのまま来たんじゃないですか笑。でも似合ってますよね!
[2009/07/01 23:39] URL | H.T #- [ 編集 ]


米田一弘さん。こんばんは!カードは最高ですよね!こんな豪華なカード今の日本じゃあ無理ですよね。

フライvsバンナ覚えていますよ。生観戦で殴られまくりKOされるフライが妙に悲しかったです。ヴァンダレイvs岩崎は・・・忘れてたんですけど笑、このカードよく海外サイトで酷評されてて思い出されました笑。猪木ダイブは、いつか記事にしようと思ってます笑。

美濃輪ファンなんですよね!ハイアン戦ですか!すぐには出来ないかもしれないですが、期待に応えたいと思ってます!!
[2009/07/02 00:09] URL | H.T #- [ 編集 ]


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この人の時の方が良かったな・・・

K-1の創始者?で元プロデューサーの石井館長こと石井和義が、プロ野球日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手の弟、ダルビッシュ翔を育成させているようです。 え~と、いろいろツッコミどころはあるんですが、石井館長はいつから出所してたんでしょうかね? ま
[2009/07/02 11:18] ゆずこしょうのブログ

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