日刊H.T Season 2
のんびり、まったり、更新
全日本プロレス道場の真実。渕正信「ガチンコ対応の練習やってた」

 Gスピリッツ最新号を読みました。過去の歴史を中心に構成されるこの本のスタイルはお気に入りです。もうちょっと安くして笑。今号も興味深い記事ばかりでしたが、その中から渕正信が語る「全日本プロレス道場の真実」を簡単に紹介したいと思います。
 全日本プロレスはいわゆる良く言えばプロレス一筋、悪く言えば新日本プロレスがしているような他流試合には対応できないというイメージがありましたが、道場内ではどんな練習が行われていたのか。ジャイアント馬場の記事を前にアップしましたが、プロレスラーは強くなければいけないという強い思いはかなりあったようですね。渕の興味深い話は続きからです。







★全日本プロレス道場を渕が語る

・ガチンコの練習
「ガチンコは桜田さん(ケンドーナガサキ)とか伊藤正男さんとか・・・重い人間ばっかりとやらされていたなあ。先輩同士はやらないで俺ら若手ばっかり一方的にやられてた感じだったなあ(苦笑)。・・・もちろん極めもありだよ。そんなの毎日やってたよ」

・関節技の練習
「教わるとかじゃなくてグシャグシャにいじめられて覚えるって感じだった。オレと大仁田と園田の若手三羽烏が(笑)。でも上の方の人は鶴田さんに極め方を教えたりしてたね」

・外国人レスラーとの交流
「アマレス的なものを教えてくれたのはコシロ・バジリ(アイアン・シーク)。2ヶ月くらいだけどね。あとは会場なんかでジャック・ブリスコとアマレスの練習したり。アントン・へーシングも好きだったね。そういうの。あれは重くて強かったばあ。さすが世界の柔道王だと思ったよ。あとはデストロイヤーやビル・ロビンソンなんかとも練習したね。ロビンソンには教えてもらったというより一方的に極められて、痛え!痛え!って。しかも極まらないと怒るんだよ(笑)」

・鈴木みのるは素晴らしい。俺らには理論ってものがないから・・・
「鈴木みのるなんかもそうだけどUWFに行った人って理論的に素晴らしいものを持ってるよね。俺らは理論とかなかったから逆に教える事ができないというかさ。・・・それこそ自己流っていうかさ。先輩のいじめみたいな感じだったし」

・鶴田が馬場の胴締めにギブアップ
「今でもそういう練習はやってる。レスラーは強さありきだからね。馬場さんは口には出さないけど(強さありきという考えを持ってて)。やっぱり凄いよ。力道山に鍛えられた人だし馬場さんの胴締めくらったらみんなギブアップしたっていうし。実際に鶴田さんが馬場さんの胴締めでギブアップしたのを見たことあるっていうしね。よく柔術の選手がやるボディシザースがあるじゃない。あれが得意だったみたい」

・鶴田の強さ
「鶴田さんは強くて危ないんだよ。あの人とスパーリングするとグーンと持ち上げてバーンと叩きつけるから受け身取れない(笑)。オレとか園田はいつもケガしてた。ローランド・ボックを見た時、鶴田さんの方が凄いと思ったね。ボックのスープレックスよりも鶴田さんの方が凄かった。それは長州なんかも知ってるんじゃないの」

・周囲からの「全日本はガチンコの練習してない」という批判
「知らないじゃない。ウチの事。全日本の選手はそんなこと言う?言わないでしょ。だって新日本の事は知らないから。知らない事言う方がおかしいじゃん。一緒に練習した事あるのかって。ジャパンの連中がウチにきて『全日本は練習していない』って散々言ってたけど、新日本に戻ってからは俺達の文句言わないだろう。それはなんでかって言ったら、リングの中が勝負だって事」

・全日本プロレスもプロレスは格闘技
「(UWFのプロレスは格闘技という考えについて)オレも格闘技だと思うよ。だって、そういう練習してるもん。馬場さんは口では言わないけどメチャメチャ強かったしそういうものを経験した上でそう言ったんだと思うよ。格闘技を含んだものがプロレスというかね。だって馬場さんの師匠のフレッド・アトキンスがそういう考えだし・・・ヒクソン・グレイシーを見た時『あんな道場でやっている事みせて金取れるんだからいいよなあ』ってポロっと言ってた」
 ※Gスピリッツより引用




 全日本プロレスは口にはださないけど、奥底にはプロレスラー=強くなければいけないという思想を持っていたのが伝わってくきた。こんな考えはやっぱり新日本プロレスやUWFってイメージだから少々意外な感じがするんだよねえ。
 渕の話を見る限り、シュートよりのテクニックに関しては指導者が不足していた。いや指導するものと認識されていなかったか・・・練習自体あったがやられて覚えるしか無かったというのかな。なので渕から、指導ができる鈴木みのるをはじめUWF系の選手をリスペクトする感情すら感じさせる。馬場もアトキンスから手ほどきを受けていたが、それを丁寧に指導するという事は無かったと推測できる。馬場自身も「アトキンスに練習でボロボロにされた」と言ってたから、それがアトキンスの練習スタイルなのかも。
 あとロビンソンとスパーしてボロボロにされたという話があったけど、ロビンソンの全日本プロレスの評価は低いよねえ(関連記事12)。ロビンソンも指導者の件に触れていたけど、全日本道場はシュートに関しては裏技というか、そう簡単に人に教えるものではないという考えかな。そこから逆に馬場のシュート技術に関するこだわりを感じるたりするよ。そこまでのこだわりがあったのなら馬場vsラジャ・ライオン戦(YOU TUBEの動画)・・・やらない方が良かったような。
スポンサーサイト

テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント
ヒクソングレイシー評
> あんな道場でやっている事みせて

 道場と興行のリングの上での違いをよく表している名言ですね(笑)

 それにしてもボロボロにされるだけだなんて、過酷な練習ですね。
 しかも若い人にその培ったテクニックを理論的に伝えられないというのも、悲しいといいますか、もったいないといいますか(^^;
[2008/08/24 07:59] URL | KURO #9WghMUfc [ 編集 ]


こんにちは
鶴田は間違いなく総合でトップを取れる選手だったと思います
見てみたかったですね!
でもプロレスは格闘技!
格闘技の世界一と言ってたのは・・高田で終わりましたね・・。
もう少しU系じゃなくてもいいんでプロレスラーは総合に参戦するべきですね!
興行捨ててでも!(w。
[2008/08/24 12:30] URL | F #- [ 編集 ]


KUROさん。おはようございます!馬場は格闘技との距離を置きつつも、チクリとコメントしてましたよね。やっぱり気になる心理の裏返しでしょうかねえ。
 ボロボロにされる練習。根性論の練習って新日本のほうが強いイメージあったんですが、全日本の方が上?というイメージもでてきましたよ。新日本はゴッチの影響なのか、理論的に丁寧に教えるという流れがあったんですね。やられて覚えろ!ってのももったいない気がしますよね。
[2008/08/25 06:26] URL | H.T #- [ 編集 ]


Fさん。おはようございます!鶴田最強論!良いですね!プロレス=格闘技を実践していた高田はやっぱり男らしいですねえ!
 U系以外の総合参戦良いですね!小原とかがPRIDE出たとき期待したんですけどねえ。現実は甘くないですよねえ。今は中邑に期待してます!
[2008/08/25 06:30] URL | H.T #- [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://hidehide7755.blog27.fc2.com/tb.php/1110-2731e8b1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

blog rink up



独り言



お世話になっているブログ



★★おすすめ★★





Comments+Trackback

Comments<>+-
Trackback <> + -



ありがとうございます!



最新の記事



カテゴリなど



RSSフィード